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楽しむための株式投資と資産形成のための株式投資

フィデリティ証券

この記事のポイント

  • 目的によって株式投資の仕方は変わる
  • 楽しむための株式投資はたくさんのスキルが求められる
  • 資産形成が目的なら投資信託などでリスクを小さくしよう

株式投資の目的は人それぞれ。趣味として楽しむ人もいれば、長期的な資産形成のために取り組む人もいるでしょう。目的によって株式投資のやり方は変わるのでしょうか。楽しむための株式投資と資産形成のための株式投資の違いについて、ご説明します。

※記事では現物株式に加え、株式で運用する投資信託などへの投資も広い意味での「株式投資」と位置付けます。

楽しむための株式投資と資産形成としての株式投資

株式投資の目的は人それぞれです。趣味として楽しむ人もいれば、長期的な資産形成の一環としてライフプランを考えながら取り組む人もいるでしょう。それぞれの特徴をまとめると以下になります。

  楽しむための株式投資 資産形成としての株式投資
目的 楽しむため(エンタメ) お金を貯め、守り、増やす購買力の維持
感情 ハラハラ、ドキドキ つまらない、退屈、面倒
投資金額 資産形成に影響ない範囲で
(全額失うことも想定)
手取り収入の一部
(1~2割)を積み立て

楽しむための株式投資と資産形成としての株式投資の違い①、フィデリティ証券が作成

楽しむ目的であれば、日々株価をチェックして一喜一憂する体験も重要でしょう。しかし、株式投資では、企業の経営破たんなどさまざまな理由で投資金額をすべて失うこともあります。そのため、長期的な資産形成に影響があるような金額を投資に費やすことは、適切ではありません。

一方でお金を貯め、守り、増やして長期的に購買力を維持、向上させる目的の資産形成は、場合によっては投資期間が相対的に長くなります。続けることが最も大切で、手間をかけないで投資できる「仕組み化」が必要です。手取り収入の1〜2割など生活に支障が出ない金額をコツコツ積み立てられる仕組みをつくってみましょう。

趣味と資産形成では投資スタイルや投資対象も大きく異なる?

楽しむ株式投資と資産形成のための株式投資では投資スタイル、投資商品などは違います。株式投資と言っても必ずしも上場企業の株式(現物株)に直接投資するだけでなく、株式を組み入れたファンドの購入なども含まれます。楽しむための株式投資と資産形成としての株式投資の違いは以下の通りです。

  楽しむための株式投資 資産形成としての株式投資
投資スタイル 買ったり、売ったり
(安く買って高く売る)
現役時代は積立投資、引退後は取り崩し
投資商品 個別株式(現物株)、レバレッジ型の投資信託等 世界に幅広く分散投資できる投資信託やETF等
必要なスキル 銘柄分析能力、売買タイミングの判断能力、株式相場等のマーケットを見る時間 仕組み化して、ぶれずに継続していくこと

楽しむための株式投資と資産形成としての株式投資の違い②、フィデリティ証券が作成

楽しむための株式投資

楽しむための株式投資は、株価の値動きのダイナミズムを感じながら投資をするイメージです。株式相場の値動きを見ながら、株価指数の数倍の値動きになる(レバレッジ型の)ETF・投資信託や個別株式(現物株)などの売買を繰り返し、株式の取引そのものを楽しむ投資スタイルです。

世界経済の動きから株式相場全体の方向性を考えたり、決算内容や業界動向などをもとに企業を調べたりするなど、銘柄を選んでいくプロセスも楽しい時間と言えるでしょう。銘柄分析に加えて、利益が出そうなタイミングで売買する判断力も必要になります。

資産形成としての株式投資

公的年金を補うものとして株式、投資信託をコツコツ積み立てるイメージです。定年退職後は少しずつ売却して(取り崩して)生活資金などに充てます。定期的に受け取る配当金や分配金で年金を補うこともあるでしょう。

気を付けたいのは、株式はリスクが大きい金融商品であるという点です。個別企業の株式であれば、企業の業績などによって株価が大きく値下がりするかもしれません。安定して配当金が受け取れない可能性もあります。

必要な時に十分なお金を確保できないリスクを小さくするためには、現物株式よりも、さまざまな地域の株式に幅広く分散投資できる投資信託、レバレッジ型を除く指数連動型のETFなどを利用するのが適しているかもしれません。

まとめ

株式投資への取り組み方は、趣味なのか、長期的な資産形成なのかで大きく違います。資産形成が目的なのにつまらないからと言って途中でやめてしまったり、楽しむための株式投資なのに全財産を投資に充ててしまったりすれば、その後のライフプランに大きく影響します。投資の目的を明確にしたうえで、適切な方法で取り組みましょう。

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